リースされる銀行保証(BG)という世界はどういう意味なのでしょうかそのことについて理解すれば非常に面白い ユニークな世界です まさに 不動産における家賃 収入 また定期借款による第三者への貸し出しのような世界だということが理解できます。

 

筆者の海外法人が、プライベートバンクの代理店を法人契約で行っていますので、いろいろ分かる部分が多いのですが、PPPやノンリコースローンの融資については、弊社の海外法人がPBの代理店のライセンスとして業務を行っています。そのなかで、BG/SBLCについて取扱いがあるのですが、それを行っていると、理解できることは、つまり、国債というものは、まさに不動産と同じだといえることに気付きました。

不動産を担保にして、銀行ローンを組むことができるのは、皆さん理解はしています。また、国債は、アセットとしての価値がありますので、国債を担保にローンを組むことができるのです。

そのことまでは 多くの方は理解をしていると思いますが、 実は 国債 というものは 担保価値をリースすることができるということが実は面白いところなんです。

不動産の場合ですと 空いている不動産があれば 第三者に貸し出すことで家賃を取って収益を得るというのは誰でも知ってる話です。

 政府 国債の場合はどのようにして リースをするのでしょうか というのは、これは 銀行ローンを借りたい人に対して担保として貸し出すということになるのです。つまり 政府 国債があればその国債を専門の 銀行保証 の担保をリースする権利を販売する企業に 貸し出すということで リース料を稼ぐことができます。

それが 銀行保証BG SBLCのリースの販売ということになるのです。 基本的には365日プラス 1日 という 日程で貸し出すということになっておりますので、 条件で貸し出すことでこの銀行担保を借り受けた人はその担保力を使ってノンリコースローンによって資金調達が可能だというモデルを行っているのが 実は非常に面白いと言えるのです。

ただ単に大量の政府 国債を持っていても確かに 金利だけの利回りで考えれば対して利益が出ないのですが 銀行保証を提供するための政府 国債を保有するのであれば担保力 を貸し出すということで 第三者に担保力をリースすれば実際のことを言えば 収益は高くなります。 ただ 貸し出している担保が第三者に支払い不履行が起こった場合に差し押さえされれば困るためにそのような場合には 第一抵当権を設定し 第三者に転売されないようにするというのがこの手法のようです。 これがアメリカで言うところの UCC つまり 統一商法による抵当権の設定という世界のようです。

筆者自身も 財団 業務の中で UCC 米国国務省の第1 抵当権に関する米国債に関する仕事を行っておりましたが これをどのようにして使うのかというのがあまり理解していませんでしたが 実はこのようなものは 国際金融市場では 銀行保証をリースするための 担保 商材として市場で売買されているということが理解できれば まさに 家賃収入のようなモデルだと言えるわけです。

 つまり 政府 国債に関して言えば1つは 利回りの利益というのがありますが もう一つは すぐに売る必要がないのであれば 第三者にその担保力をリースするということで 1年間の銀行保証のリースとして提供するというモデルで行えば リース料 も 政府 国債の保有者は収益を上げることができますので 利回りが倍増することになります。

つまり国際金融市場というのを日本国内外でもいろいろ調べていくと面白い金融商材があることに気づく わけです。

 筆者が現在行っている プライベートバンクの業務に関して言えば 実はそのようなリースの銀行保証というものが提供されているわけですが なぜそのようなものが提供できるのかというのは簡単に言えば そのようなアセットホルダー つまり 資産を持っている方がその資産がすぐに売却しないとなれば1年間とプラス 1日の担保力を貸し出してくれるということになるのです これは1年間で 無条件で戻すということになりますので 2年目も継続したいという場合には継続する リース料を払うことになります。

 従って 国際金融の世界を見ていくと 本当に面白いのが この アセットという世界 つまり 銀行保証という世界を作り上げる様々なプログラムが存在することに感心するところがあります。 

By admin