資本主義経済における必勝法は、国際金融のこの仕組みを理解するべきである。

BG、SBLCの世界を理解してください。ということを説明しています。これは、銀行保証という世界です。例えば、取引をしている人が、万一支払い不履行になった場合に、銀行が代わって、保証して貿易代金などを支払ってくれる制度です。

そのことは、日本の銀行も理解していますが、ヨーロッパやNYの投資銀行では、SBLCやBGを使ったノンリコールローンを組んでいくれるといえるのです、

基本的には、SBLCやBGの額面に対して、65%程度の資金がノンリコースローンで融資される仕組みがあるのです。

単純に100億ドルのSBLCやBGがあれば、投資銀行と相談をすると、65億ドルの資金がノンリコースローンで融資されます。そんな制度があると理解してください。

日本でも不動産担保ローンというものがありますが、それに似ていますが、アセット(担保)になる部分が不動産でなく、このケースでは、SBLCやBGということになります。

つまり、銀行保証という世界は、本来貿易決済を支援する保証をするための制度でしたが、欧米の国際金融市場を見ると、このBG、SBLC自体が、金融商品として売買されるということになっています。ある意味、債券や株券みたいな世界と変わりない世界だといえるのです。

銀行自体がこのBGやSBLCを割引で販売することがありませんので、外部のプロバイダーによって、割引のBG、SBLCが販売されており、国際金融市場で取引されていると言えます。

この仕組みを理解することが大切です。銀行保証という担保力も、ある意味、金券屋みたいなプロバイダー組織から額面より安く提供されているのです。これは、銀行保証(BG、SBLC)があることが、収益化 つまり、ノンリコースローンで融資を受けることができるので、資金調達をしたい投資家から言えば、出来る限り、額面より格安でBG,,SBLCを入手できれば、良いわけです。 先ほども説明しましたが、SBLCやBGの額面の65%がノンリコースローンで融資枠がもらえるからです。当然、ローンですから、10年以内に返済する必要がありますが、欧米では、PPPのプラットフォームがありますので、そこで、資金運用すれば、十分に返済して、そして、十分な資産になるだけの運用益を稼ぐことができるのです。

そのローテーションを理解すると、欧米の国際金融を理解している人から言えば、SBLCやBGの割引商品を購入をして、出来る限り、大きな資金を収益化(ノンリコースローン)で融資をうけたいと考えるわけです。

資本主義経済でもっとも強いのは、キャッシュです。つまり、現金があれば、なんでも決済できます。米ドルやユーロがあれば、基本的には世界中でこの資金を使って、商品を購入したり、サービスを受けることができます。また、つまり、PPPにも参加できるわけです。つまり、キャッシュのM1と言われる資金データーが一番この世界では、重要な世界であると言えるのです。

 

ただ、問題ないのが、割引のBG、SBLCをどのようにして入手するのか?というのは、これは、直接銀行に問合せしても、そんな銀行保証は、販売されていません。プロバイダーというのは、多額のアセットをもったアセットフォルダーとの関係があり、彼らの持っている余剰の与信枠を転売するということで、割引のSBLCやBGを作っているのです。

簡単にいえば、多額の資産をもっている石油王や大企業、政府機関などは、非常に多くのアセットを保有しています。ゴールドや国債、石油資産などの資産が多いのですが、そのような多額のアセットは、彼らも常に与信枠のすべてを使い切ることがありませんので、余剰の与信枠を持っているのです。つまり、彼らから見れば、余剰の与信枠を遊ばせておいてもカネになりませんから、その与信枠を今使わないからリースでもするかということで、第三者に貸し出すわけです。それが、割引のSBLCやBGがプロバイダーを経由して、販売されている理由になるのです。

不動産でいえば、使っていない物件があり、空き家になっているので、それだったら、定期借家で貸し出すか?ということで、第三者に貸し出すことと同じ意味です。

つまり、与信枠という銀行保証の世界も、リースされたり、売買されたりするわけです。この概念は、不動産のリースや売買と似ています。

これらの制度を理解すれば、資金調達には、BG、SBLCを出来る限り格安でプロバイダーから入手出来れば、額面に対して、65%ほどのノンリコースローンを投資銀行から借りて、現金を補充できれば、投資家は勝負できる手段ができたことになります。

つまり、国際金融市場における資金調達は、まずは、割引のBG,SBLCを如何にプロバイダーから手に入れるかということが重要であり、その後、そのBG、SBLCを使ってノンリコースローンを使って、額面の65%ほどの資金調達をするということを目指すのです。そうすることで、現金が出来て、投資する資金が生まれるということで、その先は、出来る限り収益がでるようにPPPで回して、利益を取り、ノンリコースローンで融資を受けた資金と金利を支払い、完済すれば、この投資と資金調達は成功したことになります。

これは、まさに、国際金融をつかった資本主義の勝者になるためのゲームの必勝法です。

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