プロジェクト 資金を調達する際に最も重要なことは、投資銀行からノンリコースローンとしての 資金を調達することです。
ノンリコースローンのメリットとしては 担保として 証券化された様々なアセットを提供することによって 銀行は資金を融資するわけですがそのアセットについて提供するものは 銀行保証であるSBLCやBG などが一般的でありますが それ以外にも、 米ドルや ユーロの国債や ゴールドのSKRなどが提供されることによって 銀行としては流動性のあるアセットとして認められることでその担保力を使い 融資を実行するということになります。
そうすることによって 投資銀行から資金を調達することができるのです。万一 返済できなければその資産が差し押さえられるということにはなります。 同時に それだけでは足らない場合には、 投資した事業は銀行によって差し押さえられるということになります。
さて そのような状況がありますが ただ ノンリコースローンの良いところは 個人資産に関しては 差し押さえはされないというところが ポイントとなります。
これは 資産がある方ができる ローンである から一般の方には絶対に無縁であると思われるのでしょうが 実はそうではありません。
これはチャンスがあるというのはどういうことかというと筆者は、欧州の投資銀行グループのプライベートバンク のうちの 特殊な金融サービスを行っている組織に属しております.その中で行われているサービスで1つ 面白い 仕組みがあります。
つまり 銀行融資を行う際に自分自身に担保がない場合には第三者から担保を借りること を紹介するという仕組みがあるのです。
つまり 大きな担保を持っているアセット フォルダーから担保を借りて、それで ご本人が 持っていないような巨大なノンリコースローンにより、 資金を調達することが可能という仕組みです。
この仕組みについて説明をすれば 単純に言えば 例えば10億ドルを借りたいとすれば 実際には銀行には 20億ドルで申請します。 20億ドルの融資が決まれば担保を貸してくれた アセットホルダーに対して半分の10億ドルを提供します。
融資を受けた本人はその資金の半分の10億ドルを自らの資金として使うことができます。
それでは50%の資金がいきなりなくなるのではないかということで悩まれると思いますが、この組織のバックヤードには PPP のプラットフォームが存在します。
単純な話ですか PPP に投資する 初期投資する大きな資金さえあれば十分に この分配した資金分の回収が可能ということになります。
つまりどれだけ大きな資金を一発で借りられるかというのが 実はこの仕組みの勝負とも言えるのです。
PPP によって運用で回せれば 元本保証で運用には失敗することはない世界ですから 1年間で約15倍に増えます。 そのことを考えても理解できると思うのですが 例えば20億ドルの融資を受けてそのうちの10億ドルを担保を貸してくれた アセット フォルダーに提供したとしても 残りの10億ドルをそのまま PPP で投資すれば考えてみれば 15倍に簡単に増えるわけですということは 150億ドルになります。 それを3年間行えばいくらになるでしょうかということで 450 億 ドルになるわけです。
これは 複利で資金を増やすということをしておりませんので 単純に10億ドルをそのまま投資を続ければどうなるのかというシミュレーションですが実際には 毎月 毎月 月次精算をおこない 複利で 資金を PPP で運用することを考えれば一体どこまで増えるのでしょうか と言いたく なります。
この仕組みについて理解ができればどのようにして投資銀行から資金を調達するかということが非常に熱く燃えるという意味が理解できると思います。